会長法話

中村 晃和 前会長 第27話

聞思修(もんししゅう)の三慧(さんね)

 仏教ではものごとを理解する場合、三つの方面から理解することが大切だといわれます。
 まず「聞慧(もんね)」といいまして佛様の教えを聞かねばならない。教えを聞くことを「聴聞(ちょうもん)」ともいいます。聴聞とはただ聞くのではなく魂をもって聞かねばならない。まず聞かねばなりません。
  次に「思慧(しえ)」とは聞いた内容を自分で考えてみて反省してみることです。
  そしてそこで成程(なるほど)と頷(うなず)かれると、そのとおり素直に実行していく。それが「修慧(しゅうえ)」であります。実行することで佛様の智慧がいただけ、真理の目が開け生きる力となってくるのです。
 まず佛の教えに耳を傾けてください。

合掌

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