会長法話
鈴木 超淳 前会長 第2話
天候が晴れた日もあれば、雨の日もありますように、人生も幸せな日もあれば不幸な日もあります。
ある家に一人の美しい女性が着飾って訪ねて来ました。主人が「どなたでしょうか」と訪ねますと、その女性は「私は人に富を与える福の神です」と答えました。主人は喜んでその女性を家に上げ手厚くもてなしました。するとその後から粗末な身なりをした、女性が入って来ました。主人が「誰であるか」と尋ねると「貧乏神である」と答えました。主人は驚いてその女性を追い出そうとしました。するとその女性は「先ほどの福の神は私の姉です、私達姉妹はいつも離れることはないのですから、私を追い出せば姉もいなくなりますよ」と、主人に告げ彼女が去ると、やはり美しい福の神の姿も消えました。
–佛教聖典より–
このお話のように、幸せばかりは続きませんし、不幸ばかりも続きません、良い時もあれば悪いときもあるのが人生です。その人生の中で念仏信仰を持って暮らせば、貧乏神も喜んで迎え入れ、福の神に変えられるのです。