今月の法話

平成21年12月

大晦日こは感謝の言葉を「なむあみだぶつ」

 今年はどんな一年でしたか。
 何か一つでも充実した事があったでしょうか。恐らくは、慌ただしく過ぎ去った日々であったろうと拝察いたします。
 仕事の事、家庭の事、ご近所の事など日々の生活に追われ、気持ちにゆとりも無く、遊びでさえ時間に急かされバタバタと出かけていく始末ではなかったでしょうか、
 人生は楽しい事ばかりが続くものではありません。避けて通りたい苦しい事ばかりが続き、知らぬ間に愚痴、不足が出てまいります。自分一入が頑張っているように思いがちですが、家族も頑張ってくれていることが自分には見えないのです。苦しい時には手を差し伸べてもらい、主人は奥様に、奥様は主人や子ども達に支えられお互いが協力して、時には会社の同僚や友人に助けられながら日々を送る私です。
 こうして皆さんの支えのお陰で今年も無事に過ぎようとしています。陰で支えて下さっている方々に感謝させて頂かなげればなすません。
 大晦日には思い切ってご家族の皆さんに「今年一年御苦労さま。ありがとう」と声に出して申してください。心が通じます。ご先祖様にも忘れずに感謝の言葉を掛けて下さい。
 では大きな声で練習しましょう。
 ご家族に ハイ 『あ・り・が・と・う』
 ご先祖様に ハイ 『な・む・あ・み・だ・ぶ・つ』      

合掌

大阪 提法寺
小林忠和

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