会長法話

岩波 昭賢 前会長 第2話

阿弥陀仏に染むる心の色に出でば
秋の梢のたぐいならまし

このお歌は法然上人二十五霊場の第二十一番のご詠歌で、大原勝林院を法然上人がお歌いになったものです。 京都の秋はまた格別な風情があり長く紅葉を楽しめる所でもございます。

大原勝林院と言えば大原問答で有名です。 天台の大学者顕真法師の要請によって南都北嶺の多数の各僧学匠を相手にお念仏の法門について談義され、法然上人のお言葉「法門は互角なれども桟根に於て残れ勝れり」のお言葉で結着し集まった名僧智識が法然上人を中心に三日三夜念仏行道されたお寺でございます。
お念仏の根本道場でもございます浄土宗総本山知恩院も11月にはライトアップされ全山開放の様な催しが計画され此の世の極楽を体験頂けます。
今に生きるお念仏の信仰、現世を救う如来の本願を信じ是非ご来山をお持ちしております。

南無阿弥陀仏  合掌

バックナンバーを見る