今月の法話
平成24年3月
お彼岸です
三月はお彼岸です。 彼岸とは「到彼岸」(とうひがん)のことで、此の岸(現世)からお念仏申すことによって、彼の岸(浄土)へ到るという意味です。 お彼岸の一週間は仏道修行週間とも言われ、お寺での法要に参加されたり、お墓にお参りされたりすることで、一層お念仏に励んで頂きますように。 今年は、東日本大震災から一年が経ちます。15,800人を超える方々が犠牲になられました。この3月11日は一周忌祥当です。 東日本大震災物故者に追善のお念仏をお称えしましょう。残された私たちに出来ることは、お亡くなりになった方々へのお念仏供養です。 いつどこでどうなるのか分からないのが我が命であると、お教え頂いていると受け止めて、日々の念仏生活をさせて頂きましょう。 お念仏のみ教えに、お浄土での再会ということがあります。常平生のお念仏は、臨終の時に、先立ちし家族や知人にお浄土で再会できるとのみ教えであります。 お浄土でご先祖さまたちに、よく頑張ってきたね。と、声をかけてもらえるような常平生にしたいものです。
合掌
兵庫 常楽寺
浦上博隆